簿記は対になっているので、貸借対照表(B/S)は、借方に資産、貸方に負債と純資産が表示されています。貸借対照表を見たときに純資産の部は向かって右角になります。
貸借対照表は、一定時点の財政状態を表しています。会社設立から現在までの会社の姿を表しているといっても良いでしょう。
純資産の部は、大まかにいうと 資本金と利益でできています。つまり、純資産の部の合計額から資本金を差し引いた額が、会社のこれまでの利益ということになります。
会社が仮に10期であればこの利益を金額を10年で割り返してみましょう。平均すると1年でいくらの利益を計上してきたか分かります。
上記の純資産の部は、2期比較となっていますので、左側が前期、右側が当期の金額になります。
※TKC全国会 TKCシステムフォーマット・サンプルより引用
損益計算書は、一定期間の経営成績を表しています。一定期間ですから、通常一年間(その期)が儲かったか損したかを表しています。
この損益計算書の利益(損失)が毎年この貸借対照表の純資産の部の利益に積み上がっていきます。損益計算書と貸借対照表はこうして繋がっているのです。
投稿者プロフィール

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埼玉県上尾市で税理士法人キャンバスの代表をしています。
西上尾コンドルズスポーツ少年団の代表をしています。
拓殖大学商学部非常勤講師を務めています。
埼玉県立上尾高等学校野球部出身です。
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